当サイトの記事は、ロレックスをはじめ各時計メーカーの日本公式サイトの希望小売価格、報道機関の記事、販売店・買取店の公式サイトの公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。定価は記事に記した確認日時点の値で、予告なく変わることがあります。
ロレックスだけでなく、オメガやカルティエまで値上げのニュースが続いて、『いったい何回上がったの?』と思っている方も多いはずです。
結論から言うと、高級時計の値上げは2022年から多くのブランドで何度も続いていて、年に2回以上改定したブランドもあります。
この記事では、ブランド別の改定の時期と改定率、代表モデルの改定前後の価格を一覧で見て、持っている時計を売る時に何を見ればいいかが分かります。
高級時計って、どのブランドもこんなに値上げしているんですか?
販売店や報道の記録を見ると、オメガ、パテック フィリップ、カルティエ、タグ・ホイヤー、チューダーなど、多くのブランドで2022年から改定が続いています。
改定率って、メーカーが発表しているんですか?
この記事で調べた範囲では、メーカー自身の発表資料は見つかりませんでした。ここで載せる改定率は、報道や販売店の調査の数字です。
高級時計の値上げはいつ?ブランド別の一覧
- 2022年から、ほとんどのブランドで毎年のように改定がある
- 改定率は報道か販売店の調査の値で、メーカーの発表ではない
- 2026年にも、オメガ・カルティエ・タグ・ホイヤー・チューダーなどで改定の記録がある
まずは、ブランドごとの改定の時期を一覧にしました。
| ブランド | 記録されている主な改定の時期 | 記録されている改定率の例 |
|---|---|---|
| チューダー | 2021年8月、2022年8月、2023年1月・9月、2024年1月、2025年1月・7月、2026年1月・4月 | 2021年8月 約5%、2022年8月 約7%、2023年1月 10%前後、2026年4月 約3% |
| オメガ | 2022年2月・7月、2023年2月・6月・9月、2024年3月、2025年8月、2026年3月・6月(7月1日とする出典も) | 2022年2月 約7%、2023年9月 約7.5%程度、2025年8月 約3% |
| パテック フィリップ | 2022年2月・6月・10月、2023年8月、2024年2月・9月、2025年、2026年 | 2022年6月 約10%程度、2023年8月 ほぼ一律12% |
| オーデマ ピゲ | 2022年1月・9月、2023年1月・3月、2024年8月、2026年1月 | 2022年9月 約8%、2024年8月 4〜5%前後 |
| カルティエ | 2022年5月・7月・11月、2023年4月・10月、2024年5月、2025年5月・9月、2026年1月・5月 | 2023年4月 約7〜9%程度、2026年1月 8〜9% |
| タグ・ホイヤー | 2022年4月・10月、2023年4月、2024年3月・8月・10月、2025年1月・6月、2026年1月 | 2022年10月 約5〜8%前後、2026年1月 平均で9%ほど |
出典は次のとおりです。
チューダーの2021年8月はFASHIONSNAP(2021年8月1日)、それ以外の多くは時計買取の一括査定サービスpiazoの記事(高級時計の値上げまとめ・更新日2026年10月22日ほか)です。
タグ・ホイヤーの改定の時期と改定率、オメガの「2026年7月1日」の記載は、ブランドリバリューのコラム(2026年9月17日・10月5日)によります。

- 気になるブランドの公式サイトで、型番の今の価格を見る
- 見た日付と価格をメモしておく
- しばらくして同じページを見直し、価格が変わっていないか比べる
- 報道や販売店の記事を見る時は、更新日と出典の種類を確かめる
改定の告知を待たなくても、自分でメモを取っておけば、いつ変わったのかがはっきりしますよ。
同じ改定でも、素材やモデルによって上がり幅は違います。
手元の型番の価格は、各ブランドの公式サイトで見てみてください。
代表モデルは改定前後でいくら変わった?
『ブランド全体の%より、実際のモデルの金額が知りたい』という方もいますよね。
報道や販売店の記事に、改定前後の価格がそろって載っているモデルを集めました。
| ブランド | モデル | 改定の時期 | 改定前 | 改定後 | 出典 |
|---|---|---|---|---|---|
| チューダー | ブラックベイ セラミック | 2021年8月 | 512,600円 | 539,000円 | FASHIONSNAP(2021年8月1日) |
| オメガ | シーマスター 210.22.42.20.01.002 | 2026年7月 | 1,364,000円 | 1,441,000円 | ブランドリバリュー(2026年10月5日) |
| パテック フィリップ | ノーチラス 5811/1G-001 | 2023年8月1日 | 9,383,000円 | 10,527,000円 | piazo |
| パテック フィリップ | ノーチラス 5990/1A-011 | 2023年8月1日 | 9,218,000円 | 10,351,000円 | piazo |
| オーデマ ピゲ | ロイヤル オーク 15500ST | 2022年9月1日 | 2,915,000円 | 3,190,000円 | piazo |
| カルティエ | サントス ドゥ カルティエ LM WSSA0071 | 2026年1月 | 1,372,800円 | 1,491,600円 | piazo |
| タグ・ホイヤー | カレラ クロノグラフ CBS2216.BA0041 | 2026年1月8日 | 962,500円 | 1,039,500円 | ブランドリバリュー(2026年9月17日) |
| タグ・ホイヤー | リンク クロノグラフ CBC2112.BA0603 | 2026年1月8日 | 775,500円 | 885,500円 | ブランドリバリュー(2026年9月17日) |
1回の改定で100万円以上上がったモデルもあれば、数万円のモデルもあります。
例えばパテック フィリップのノーチラス 5811/1G-001は、2023年8月の改定で1,144,000円上がっています。
一方、タグ・ホイヤーのリンク クロノグラフは、2026年1月の改定で約14.2%と、%で見ると大きな上がり幅でした。
ブランド別に見る値上げの特徴
ここからは、ブランドごとの改定の流れを少しくわしく見ていきます。
「報道」は報道機関の記事、「販売店・買取店の調査」は店が独自に記録した数字です。
この記事では、どちらの数字かを分けて書いています。
チューダー
チューダーは、2021年8月1日にロレックスと一緒に国内の希望小売価格を改定し、「全モデルを約5%値上げ」したとFASHIONSNAPが伝えています。
piazoの記録では、その後も2022年8月、2023年1月・9月、2024年1月、2025年1月・7月、2026年1月・4月と改定が続きます。
例えばブラックベイ58(79030N)は、発売当初のブレスレット仕様が378,000円で、2025年7月には610,500円になったとpiazoは記録しています。
くわしくはチューダーの定価と値上がりでまとめています。
オメガ
オメガは、piazoの記録で2022年2月から2026年6月まで9回の改定があります。
2026年の改定は、piazoが「2026年6月」、ブランドリバリューが「2026年7月1日」と書いていて、出典によって月が分かれています。
スピードマスターの推移はオメガの定価と値上げで見られます。
パテック フィリップ
パテック フィリップは、2022年2月1日、6月1日、10月18日と、1年に3回の改定があったとpiazoは書いています。
2023年8月1日の改定は「ほぼ一律12%アップ」でした。
例えばノーチラス 5712/1R-001は、このとき11,132,000円から12,485,000円になったとpiazoは書いています。
ノーチラス 5811/1G-001は、piazoの記録で2024年2月に11,100,000円、9月に11,440,000円、2025年に11,770,000円、2026年に13,350,000円です。
公式サイトの今の定価はパテック フィリップの定価一覧にまとめています。
オーデマ ピゲ
オーデマ ピゲは、2023年3月の改定で「少ないながら『値下げ』された商品も」あったとpiazoは書いています。
値上げ一辺倒ではなかった記録として、覚えておいてもいいですね。
ロイヤル オーク 15500STは、piazoの記録で2022年8月時点の2,915,000円から、9月1日に3,190,000円、2023年1月に3,300,000円、2023年3月に3,465,000円と上がっています。
15500STは、2026年11月4日に見た公式サイトのコレクションには載っていませんでした。今の41mmのステンレスは15510STで、公式サイトの推奨価格(税込み)は4,400,000円です。
ロイヤル オークの定価はオーデマ ピゲ ロイヤル オークの定価で見られます。
カルティエ
カルティエは、記録の中で改定の回数が多いブランドのひとつです。
piazoは、2026年5月の値上げについて「SSモデルが3〜5%前後、金無垢モデルでは6〜11%前後」と書き、対象は時計だけでジュエリーは対象外だったとしています。
タンク フランセーズ SM(WSTA0129)は、piazoの記録で2025年5月の616,000円から、2026年5月には737,000円になっています。
2025年9月、2026年1月、2026年5月の3回の改定で、121,000円上がった計算です。
時計のモデル別の価格はカルティエの時計の定価と値上げにまとめています。
タグ・ホイヤー
タグ・ホイヤーは、2026年1月8日の改定が「平均で9%ほど」だったとブランドリバリューが書いています。
この数字には「公式発表なし・編集部独自調査の参考値」という注記が付いています。
同じコラムでは、カレラ デイト(WBN2110.BA0639)が484,000円から522,500円に、アクアレーサー プロフェッショナル200(CBP1111.BA0627)が396,000円から440,000円になっています。
カレラやモナコの価格はタグ・ホイヤーの定価と値上げで見られます。
ムーンスウォッチ
オメガとスウォッチのムーンスウォッチは、2022年の発売時に33,550円だったとImpress Watch(2022年3月24日)が伝えています。
2026年11月4日に見たスウォッチ公式サイトでは、MISSION TO THE MOON(SO33M100)が45,100円でした。
改定の日付は確認できませんでした。くわしくはムーンスウォッチの値上げで見られます。
ロレックスの値上げとはどう違う?
ロレックスの値上げと比べると、ほかのブランドはどうなんでしょう?
改定の回数で見ると、ロレックスも2022年から毎年のように改定しています。ブランドごとに時期も上がり幅も違うので、別々に見るのがおすすめです。
ロレックスの改定について、販売店や報道が書いている時期を並べるとこうなります。
| 改定の時期 | 記録されている内容 | 出典 |
|---|---|---|
| 2021年8月1日 | 全モデルを約5%値上げ | FASHIONSNAP(報道) |
| 2022年1月 | 人気のステンレスモデルは約10%の引き上げ | FASHIONSNAP(報道) |
| 2024年1月1日 | 全体的に約10%程度値上げ | なんぼや(店の記録) |
| 2026年1月 | 5〜10%前後の値上げ | piazo(店の記録) |
| 2026年6月1日 | ゴールド使用モデルが2.5〜5%前後の値上げ | piazo(店の記録) |
チューダーは2021年8月1日にロレックスと同じ日に改定した、とFASHIONSNAPは伝えています。
ほかのブランドは、それぞれ別の月に改定しています。
ロレックスの改定ごとのくわしい数字はロレックスの値上げで、今の定価はロレックスの定価一覧で見られます。
- 公式サイトに希望小売価格(税込)が載っている
- 改定率は報道か販売店の調査の値
- 公式サイトに税込か税抜かの明記が無いブランドもある
- タグ・ホイヤーは公式サイトの価格を確認できず、正規販売店の掲載価格で見るしかなかった
なぜ高級時計の値上げが続く?出典が挙げる理由
『どうしてこんなに上がり続けるの?』と感じますよね。
メーカー自身が値上げの理由を説明した一次資料は、この記事の調査では見つかりませんでした。
ここでは、報道や販売店が書いている理由を、ブランドごとに並べます。
| ブランド | 出典が挙げている理由 | 出典 |
|---|---|---|
| ロレックス・チューダー(2021年8月) | 高値水準が続くスイスフランの影響による国内外の価格差を調整するため | FASHIONSNAP(報道) |
| オメガ | 原材料の高騰、人件費の上昇、輸送コストの増加、ロシアによるウクライナ侵攻の影響、金の高騰 | piazo(店の見立て) |
| パテック フィリップ(2022年6月) | 急激な円安基調 | piazo(店の記述) |
| カルティエ | 金やダイヤモンドなどの原材料費の高騰、ドル・スイスフラン高と円安といった為替の影響 | piazo(店の見立て) |
| タグ・ホイヤー | 円安による輸入コストの上昇、素材や製造コストの上昇、ブランド価値を高めるための価格見直し | ブランドリバリュー(店の見立て) |
piazoは業界全体の背景として、「世界情勢や円安、それに伴う輸送費や材料費の高騰」も挙げています。
同じ記事には、2021年8月ごろ「1ドル=110円前後」、金相場が「1g=7,000円前後」だったものが「2025年9月には18,000円超え」とあります。

理由はどれも、報道や販売店の見立てです。
この先も同じ理由で上がるかどうかは、この記事では予想しません。
高級時計の値上げでよくある疑問(知恵袋から)
Yahoo!知恵袋には、高級時計の値上げについての質問がたくさん寄せられています。
その中から3つを取り上げます。
カルティエの値上げは公式の発表?
「1月20日に値上げって本当?公式の発表があったの?」という質問です。
piazoは、カルティエが2026年1月20日に値上げしたと記録しています。
ただし、カルティエ自身の発表文は、この記事の調査では確認できませんでした。
日付を確かめたい時は、公式サイトの価格を改定前後で見比べてみてください。
円安が落ち着いたら値下がりする?
『円安が落ち着けば、また安くなるのでは?』と期待する声もあります。
この先の価格がどうなるかは、この記事では予想しません。
過去の記録で言えるのは、オーデマ ピゲの2023年3月の改定で値下げされた商品もあった、というpiazoの記述があることです。
オメガのメンテナンス代が高いのはなぜ?
オメガの購入を迷っている方から、メンテナンスの料金についての質問も見かけます。
この記事は定価と値上げを扱っていて、修理やメンテナンスの料金は扱っていません。
オメガの定価の推移はオメガの定価と値上げで見られます。
持っている高級時計を売る時の考え方
定価が上がっても、手元の時計の買取額が同じだけ上がるとは限りません。
売る時は、定価ではなく今の買取額を確かめましょう。
定価、実勢価格(中古や並行の店頭価格)、買取価格は、それぞれ別の数字です。
「定価がこれだけ上がったんだから、うちの時計も高く売れるよね?」
「状態や付属品で変わるので、まず今の金額を見てみましょう」
こんな会話になりがちですが、買取額は型番、状態、付属品、その時の相場で決まるんです。
- 保証書や裏ぶたで型番を確かめる
- 公式サイトで同じ型番の今の定価を見る(見た日付もメモ)
- 箱・保証書・余りのコマなど付属品をそろえる
- 買取店で今の買取額を査定してもらう
『値上げのニュースを見て、手放すか迷い始めた』という方もいますよね。
手元の時計を手放す時は、まず今の買取額を査定で確かめてみてください。
PR|ブランド時計の買取
手元の時計がいくらで売れるか確かめる
ロレックスなど高級時計の買取は、型番・付属品・状態で金額が変わります。定価が上がった今の買取額を、まず査定で確かめてから売るかどうか決めましょう。
査定無料公式サイトで時計の買取を確認する買取価格は時計の状態や時期で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
よくある質問
高級時計の値上げは、メーカーが改定率を発表している?
この記事で調べた範囲では、メーカー自身の発表資料は見つかりませんでした。改定率は報道か販売店の調査の値です。
2026年に値上げした高級時計ブランドは?
記録では、チューダー(1月・4月)、オーデマ ピゲ(1月)、カルティエ(1月・5月)、タグ・ホイヤー(1月)、オメガ(3月と、6月または7月)などで改定がありました。
パテック フィリップの2023年8月の値上げ幅は?
piazoは「ほぼ一律12%アップ」と書いています。
値上げで値下がりしたモデルはある?
piazoは、オーデマ ピゲの2023年3月の改定で「値下げ」された商品もあったと書いています。
まとめ
- 高級時計の値上げは、2022年から多くのブランドで毎年のように続いている
- 改定率は報道か販売店の調査の値で、メーカーの発表ではない
- 1回の改定で100万円以上上がったモデルもある
- 理由として出典が挙げるのは、為替、原材料、金の価格など
- 売る時は定価ではなく、今の買取額を査定で確かめる







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