当サイトの記事は、ロレックスをはじめ各時計メーカーの日本公式サイトの希望小売価格、報道機関の記事、販売店・買取店の公式サイトの公開情報、Yahoo!知恵袋などの公開された声をもとに編集部が独自に執筆しています。定価は記事に記した確認日時点の値で、予告なく変わることがあります。
ロレックスはここ数年、毎年のように定価が上がっていますよね。『どうしてこんなに上がるの?』と思う方も多いはずです。
結論から言うと、ロレックス自身が値上げの理由を説明した資料は見つかっていません。報道や店が挙げている理由は、スイスフランとの為替、円安、金価格の上昇が中心です。
この記事では、誰がどんな理由を挙げているのかを、出典ごとに分けて確かめられます。
ロレックスの値上げって、何が理由なんですか?
メーカーの説明は見つかっていません。報道では、スイスフランの影響で生まれた国内外の価格差を調整するため、と伝えられた年があります。
ロレックスは値上げの理由を発表している?
日本ロレックスが値上げの理由を説明したプレスリリースなどの一次資料は、今回の調べでは見つかりませんでした。
ここで紹介する理由は、すべて報道か、販売店・買取店の見立てです。
買取店のおたからやは、価格改定について「公式に大々的な発表はなく」と書いています(2026年11月4日確認)。
公式サイトの価格表示にも「価格は予告なく変更することがあります」とあるだけです。
つまり、理由として出回っている話は、メーカーの言葉ではないんです。
「ロレックスが○○のために値上げを発表」という書き方を見かけても、それが報道の説明なのか、店の見立てなのかを確かめてみてください。
報道が伝えた値上げの理由
報道機関が理由に触れていたのは、2021年8月と2022年1月の改定です。
| 改定の時期 | 報道が伝えた理由 | 出典 |
|---|---|---|
| 2021年8月1日 | 「高値水準が続くスイスフランの影響による国内外の価格差を調整するため」 | FASHIONSNAP(2021年8月1日) |
| 2022年1月 | 「消費税率の引き上げと、高値が続くスイスフランの影響による国内外の価格差の調整」(記事の説明) | FASHIONSNAP(2022年1月4日) |
2021年8月の改定は、ロレックスとチューダーが同じ日に国内の希望小売価格を改定したと報じられました。
「国内外の価格差」というのは、日本の定価が海外と比べてずれてしまうことです。スイスフランが高くなると、日本の定価のままでは割安になってしまう、という考え方なんです。
海外の定価についてはロレックスの海外の定価で紹介しています。
店が挙げる理由は為替と金価格
販売店や買取店は、どんな理由を挙げているんですか?
多いのは、スイスフランとの為替、円安、それに金の値段の上昇です。ゴールドのモデルの値上げが目立つ年は、金価格を理由に挙げる店が多いですね。
下の表は、店の記事に書かれている理由と、その時に紹介されていた数字です。
| 出典 | 挙げている理由・数字 |
|---|---|
| piazo(2022年1月改定の記事) | 国内定価が海外より安い、インフレ、円安、金価格の高騰 |
| キタムラ(2025年1月13日) | スイスフランとの為替変動、材料価格の高騰、円安。金の高騰でゴールドモデルの値上げが顕著 |
| piazo(2025年1月改定の記事) | 対スイスフランは2023年1月の140円台から2024年12月に170円台。金の店頭小売価格の平均は2024年1月の10,584円から12月の14,358円へ35.6%上昇 |
| piazo(2026年6月26日更新) | 2026年6月にゴールド使用モデルが対象になった背景に、高い水準の金相場 |
| piazo(業界全般の記事) | 世界情勢や円安、輸送費や材料費の高騰。金相場は2021年8月頃の1g7,000円前後から2025年9月に18,000円超え |
piazoは時計買取の一括査定サービス、キタムラはカメラのキタムラの時計の販売ページです(2026年11月4日に記事を確認)。

ゴールドのモデルほど上がるのはなぜ?
『ステンレスとゴールドで、上がり方が違うのはなぜ?』と気になる方もいますよね。
店の見立てでは、金の値段が上がったことが大きいとされています。実際に、2026年6月1日の改定はゴールドを使ったモデルが中心でした。
| モデル | 型番 | 2026年6月の改定前 | 改定後(税込) |
|---|---|---|---|
| デイトナ(コンビ) | 126503 | 3,553,000円 | 3,642,100円 |
| GMTマスターⅡ(金無垢) | 126715CHNR | 7,514,100円 | 7,889,200円 |
| デイトナ(ステンレス) | 126500LN | 2,499,200円 | 2,499,200円(増減なし) |
出典はpiazo(2026年6月26日更新)です。改定後の値は、ロレックス公式サイトの希望小売価格(税込・2026年11月4日確認)と一致しています(126503はダイヤモンドなしのダイアル、126715CHNRはブラックダイアルの場合)。
ただ、2022年1月の改定のように、ステンレスのほうが大きく上がった年もあります。piazoは、ステンレスが10%以上、金無垢・コンビは約2%~3%、プラチナはほぼ据え置きと書いています。
金無垢とコンビの定価はロレックスの金無垢・コンビの定価で詳しく見られます。
値上げしすぎ?と感じた時の考え方
『さすがに値上げしすぎでは』と感じる方もいますよね。その気持ちは自然なものです。
ここで値上げの良し悪しは決めません。代わりに、手元の数字をどう見るかを紹介しますね。
- 正規店で新品を買う時の値段
- 改定日に公式サイトの表示が変わる
- 過去の改定と比べられる
- 中古や並行輸入の店頭価格
- 手元の時計の買取額
- この先の値動き
定価が上がった理由が為替や金価格だとしても、売る時の金額はまた別に決まります。

例えば、ゴールドのモデルを持っている人が「金が高いから買取も上がっているはず」と考えたとします。実際の金額は、状態や付属品、店の基準で変わるので、査定を受けてみないと分かりません。
手元のロレックスを手放すか考えているなら、まず今の買取額を査定で確かめてみてください。
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手元の時計がいくらで売れるか確かめる
ロレックスなど高級時計の買取は、型番・付属品・状態で金額が変わります。定価が上がった今の買取額を、まず査定で確かめてから売るかどうか決めましょう。
査定無料公式サイトで時計の買取を確認する買取価格は時計の状態や時期で変わります。最新の条件は公式サイトで確認してください。
ロレックスの値上げの理由でよくある疑問(知恵袋から)
Yahoo!知恵袋に寄せられている質問から、値上げの理由に関わるものを3つ取り上げます。
ここ数年の定価の高騰は何が原因?
正規品の価格がここ数年で大きく上がったのは何が原因か、という質問です。
この記事で紹介したとおり、報道ではスイスフランの影響による国内外の価格差の調整、店の見立てでは為替と金価格が挙げられています。
ただ、どれもメーカー自身の説明ではない点は押さえておきましょう。
並行輸入の価格が急に上がったのはなぜ?
並行輸入の店頭価格が2022年に急に上がった理由を知りたい、という質問もあります。
並行輸入の価格は、定価とは別に店ごとに決まる実勢価格です。この記事の出典では、その理由までは確かめられませんでした。
並行輸入と正規品の価格の違いはロレックスの並行輸入と正規品の価格の違いで紹介しています。
ロレックスはなぜ価値が上がっているの?
ロレックスの価値はなぜ上がっているのか、という質問も見かけます。
ここで言う「価値」が定価のことなら、この記事で紹介した為替や金価格の話につながります。中古の店頭価格が定価より高くなることなら、それは定価とは別の実勢価格の話です。
定価より高く売られる理由はロレックスの定価と実勢価格の差で紹介しています。
よくある質問
ロレックスは値上げの理由を発表していますか?
日本ロレックスが理由を説明した一次資料は、今回の調べでは見つかりませんでした。理由として伝えられているのは、報道や店の説明です。
報道ではどんな理由が伝えられましたか?
2021年8月の改定について、FASHIONSNAPは「高値水準が続くスイスフランの影響による国内外の価格差を調整するため」と伝えています。
金価格は値上げに関係していますか?
店の見立てでは関係があるとされています。piazoは2026年6月にゴールド使用モデルが対象になった背景に、高い水準の金相場を挙げています。
まとめ
- ロレックス自身が値上げの理由を説明した資料は見つかっていない
- 報道は、スイスフランの影響による国内外の価格差の調整を伝えた
- 店の見立ては、為替・円安・金価格の上昇が中心
- 定価の値上げと、売る時の買取額は別に決まる
2026年の値上げの中身はロレックスの値上げで、過去の改定はロレックスの価格改定の履歴で確かめられます。ロレックス全体の定価はロレックスの定価一覧にまとめています。







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